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No.400 検察に乗っ取られた新聞 内堀も埋められ自死へ向かう報道 今年の正月の大新聞は全くおもしろくなかった。なぜか目玉がなかった。花も夢もなかった。そう思っていたら、幕がとれるかとれないかのうちに、紙面の多くは検察の小沢捜査関連の記事に埋められるようになった。日航が倒産したり、ハイチで大地震が起きたり、国会が召集されたが、そんなことは小沢報道の前にかすんだ。 小沢民主党幹事長に関する検察の捜査、すでに多くの人々が指摘しているように、非常に奇異な印象を受けている。検察の異様な執念は週刊朝日の言葉を借りるまでもなく、もはや“狂気”に近い。捜査は小沢つぶしをねらったとしか言えず、そのためには手段を選ばずという状態だ。捜査が検察のストーリーに合わないのか、捜査対象は広がる一方である。国全体を見れば、小沢より遙かに怪しげでまさに巨悪とみえる事案はいくつもありそうだが、そこは手つかずだ。 国は不況や財政危機、温暖化問題などで未曾有の危機にあるが、検察が国会召集直前に小沢関係で現職の国会議員ほかを逮捕したことで、国会はまともに動かなくなった。国会で本来議論されるはずの事柄は横に置かれて、小沢問題の不毛な追求だけが続く。現職の国会議員の逮捕理由も些末で逮捕自体が理解できない。この時期に、そこまでして小沢を追いつめなければならいほどの容疑なのかも分らない。検察は国会とマスメディアを乗っ取ったのだ。その上で小沢一郎=大悪人の宣伝だけが膨らまされている。 記事は検察からの情報でないと書けない内容が多い。検察のリークに各社の“独自の取材”内容や今後の見通しなるものを付け加えて記事ができるらしい。この安上がりの報道姿勢、これは何も検察に対してだけではなく、企業報道でも同じだ。30年ほど前からメディアは企業の発表原稿をもとに記事を作るようになった。大きな発表では、企業が特定の新聞のなじみの記者を呼んで特ダネを与えることも普通だ。ギブアンドテークの関係ができあがったのだ。そのころから新聞がおもしろくなくなった。最近では広告の量で自社に不利な記事をコントロールしようという企業もあるように見える。 NHKと通信社以外の報道各社は主に企業からの広告料に経営基盤がある。昨今は不況を受けて報道機関も赤字のところが多い。存亡が旦夕に迫っていると伝えられるところもある。報道に限らないが、経営基盤や生活基盤がぐらつくと権力に付け入られやすい。 今の報道各社は検察権力とはたぶん対峙できない。自民党政権により外堀が埋められ、検察からは内堀も埋められかかっている。すでに脱税などを摘発されたところもある。報道機関には、検察は重要なニュースソースでもあるが、いつ土足で踏み込んでこないとも限らないところと映っているはずだ。小沢捜査を見ながら、検察の機嫌を損なえば明日は我が身と思っているだろう。容疑は後でつくからとばかりに、何かの微細な理由をつけて家宅捜査されても、摘発を受けても、その打撃は非常に大きい。たちまち存続に関わることになる。社が捜査対象になっても、仲間の報道機関は助けてくれないばかりでなく、検察と一体になって襲いかかってくることが読めるからだ。 だが、この小沢捜査、検察権力をこのまま放置すれば、検察は彼らの目で不快と思った人物や組織には、容赦なくガサ入れだの逮捕だのするようになるだろう。それは昔の特高の復活である。そこを敏感に嗅ぎ取っている報道機関はごくわずかだ。一部のnetは燃えているが、世論を大きく動かすところまではいっていないだろう。 そういう時代の足音を聞きながら、メジャーな新聞はひるみ、羊化している。新聞は経営不振からの萎縮と、権力への拝跪でますますおもしろくなくなっていく。昨年まで洪水状態だった環境の記事もばたりと止まった。(10-02-02) |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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リークについて、私にはわからないことがあります。 |
悪人正機 2010/02/07 06:47 |
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